味トレンドレポート・番外編「味」への好奇心旺盛な社員が、とっておきのトピックをお届けします!

今年冬の新発売&イチオシコーヒードリンク

缶コーヒーやチルドコーヒーなどを合わせると、8500億円以上の市場規模を持つコーヒードリンク(参考:富士経済ホームページ)は、CVSでもカップ麺と並んで特に改廃の著しい商品とも言われており、トレンドを反映するアイテムとして指標となりうる。今回はこの冬の新商品とイチオシの商品について、缶及びチルドコーヒーのミルク感と苦味の関係を味データで調べた。

苦味再燃の缶コーヒー 差別化のチルドコーヒー

下図はX軸に苦味(苦味雑味/食)とY軸にミルク感(にがり系苦味)を採ったもの。上段(図1)に缶コーヒーの新商品と下段(図2)にチルドコーヒーの新商品及びイチオシ商品をプロットした。ともにジョージアエメラルドマウンテンブレンドを0点として設定してある。

まず缶コーヒーの新商品で注目したいのは、どの新商品も「苦味」が強いポジションにあることだ。「苦味離れ」はビールを初め様々なカテゴリに見られていたが、その揺り戻しとも云うべき現象が起きている。缶のカラーも赤(食欲をそそる興奮色)と黒(自信を示す色)を基調としたものが多く(参考:「売れる色の理由」芳原信 著C&R研究所)、苦味の強化は「男らしさ」を全面に出した商品展開なのではないかと考えられる。その中で、商品コンセプトによってそれぞれミルク感を使い分けているようだ。

図2のチルドコーヒーは先駆者である「マウントレーニアカフェラッテ」を初め様々なポジションだ。厳しい環境の中を生き残り続けている「高千穂牧場カフェ・オ・レ」は「牧場」ならではの圧倒的なミルク感が魅力。「雪印コーヒーZERO2」はリニューアル前よりもさらにすっきりとした味わいで、「マイルドな甘味」もキャッチコピーのひとつ。「マキシム大人のカフェラテ」はコーヒーメーカー設計ならではのビター感が男性ユーザーや苦味の好きな女性ユーザーをターゲットとしている。

コーヒードリンク市場はまだまだ目が離せないようだ。

図