こんにちは。広報のふくだです。
今年の夏は観測史上初となるような猛暑(酷暑)が記録されています。地球環境の変化や異常気象の影響は未来の食環境にも変化をもたらすのでしょうか?
そんな未来の食を想像するイベント、Material Meetup TOKYO vol.15「食卓の未来 -私たちは何を食べるのか-」(株式会社ロフトワーク主催)が8月25日に開催され、当社主席研究員 髙橋貴洋がゲスト登壇する現場を取材しました!
会場となった東京都渋谷区の「FabCafe」は、ものづくりマシンが設置されたカフェで、店内にはレーザーカッターやプリンターなどの機器が常設されており、カフェをゆっくり楽しみながらデザインから制作まで自由に創作活動ができるお店となっています。
FabCafe https://fabcafe.com/jp/
今回のミートアップイベントのテーマは「食卓の未来 〜私たちは何を食べるのか〜」ということで、まずは当社の「おいしさ(味・におい・食感など)」を数値化し、可視化する技術について解説をしました。
味を数値化する技術は、目的の味に近づける「味の再現」や、別の食材を原料として味や見た目を似せて作る「代替食品」などに応用することができます。余談ですが、テレビ朝日 家事ヤロウ!!!の「グルメ科捜研」の一人は高橋です。笑。
代替食品への応用の例として、髙橋が開発したオリジナルレシピ「だいたいウニ」を会場で試食提供しました。「だいたいウニ」はウニを一切使わずウニの味を再現して、卵黄などを材料に使うことで見た目もウニっぽさにこだわっています。今回は、あえてウニっぽくないキューブカットに仕上げました。
参加者の方の反応はそれぞれで「うん、ウニっぽい!」「ウニと言われればウニかな〜」などなど・・・。本物のウニと「だいたいウニ」の味を数値化し、味わいを比べたグラフを眺めながら試食を楽しんでいただきました。
また、今年7月に当社からリリースした嗜好性診断サービス「コレスキ」にも挑戦してもらいました。URLにアクセスして15の質問に答えるだけなので、会場の参加者にもポチポチと回答していただきました!
もう一人のゲスト、畑中三応子さんは食文化研究家・料理編集者。
最新著書『熱狂と欲望のヘルシーフード「体にいいもの」にハマる日本人』から、大豆ミートの代替食品のお話や、歴史から振り返る食の流行、ダイエットや健康意識と食など、文化的な側面から見た食の移り変わりについてお話がありました。
後半は、畑中三応子さんとともに食の未来についてのクロストークを行い、さらに会場の参加者からの質問にリアルタイムで答えるQ&Aタイムで交流を楽しみました。
フードテックを含めた科学的な視点と、健康・美容や流行など文化的な視点を交わし、食の未来を考える有意義なひとときになりました。
皆様と情報交換をできる貴重なお時間をいただきありがとうございました。
左から:主席研究員 髙橋/畑中 三応子さん/牧野 愛花さん(オーガナイザー)
イベント概要
開催日 | 2023/08/25(金) |
場 所 | FabCafe MTRL 2F 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目22−7 道玄坂ピアビル2階 |