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【レポート】嗜好性診断「コレスキ」1万件の回答データを分析

嗜好性診断「コレスキ」の回答数が1万件を突破しました!

7月13日に新サービスとして発表・公開し、10月7日に1万件を超えました。本当に多くの方がコレスキで診断してくださいました。ありがとうございます!
X(旧Twitter)で診断結果を投稿される方もいて、楽しんでいただける様子が見られてとても嬉しいです。Facebookへのシェアもできますので、ぜひコレスキを食の話題のひとつとして触れてみてくださいね。

嗜好性診断「コレスキ」とは?
味香り戦略研究所が提供する、個人の味の好み(嗜好性)を6タイプに判別するオンライン診断ツール。12万件超の味覚データベースから独自のアンケートプログラムと嗜好性診断ロジックを確立することで、世界で初めて個人の「おいしさ」である味の嗜好性を科学的に示すことを可能にした。

コレスキのスタートから3ヵ月弱、1万件の回答の日別推移をグラフにしてみました。

コレスキ回答数の日別推移

1日の平均回答数は約115件。8月25日は日経MJに掲載された(※1)こともあり、2248件とダントツでした!時間帯は12時台がもっとも多く、19時〜22時台にもたくさん回答いただいています。どちらもご飯どきですね。食事をしながらコレスキに回答されたのでしょうか?

※1  2023年8月25日(金)日経MJ「味香り戦略研究所、味の好み診断 15の質問で分析」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC22BRE0S3A820C2000000/

コレスキ回答データ1万件をレポートします!

嗜好性診断「コレスキ」1万件の回答内訳

実施概要
2023年7月13日公開、2023年10月7日に累計回答1万件
味香り戦略研究所ウェブサイト(https://mikaku.jp/)にリンクを常時設置、ほか公式SNS(facebook、X)にて告知

コレスキ1万件の回答から、“もっとも多い”のはこんな人でした!

コレスキ1万件の回答で「もっとも多い」のはこんな人!

回答者の内訳はどうなっているのでしょうか?属性データを見てみましょう。

居住地
年代別

やはり人口の多いエリアは回答者が多いですね。各エリアの回答数1位は東海地方では愛知県、関西は大阪、九州・沖縄では福岡県と、いわゆる大都市が多い結果です。また、年代は働きざかりの世代が多くなっています。

コレスキ回答1万件の診断結果「舌タイプ」の割合

6タイプ別では、苦味を好むおやじ舌タイプが最多!以前、味香り戦略研究所で実施した日本全国の嗜好性調査では各タイプの割合に大きな違いはなかったのですが、食経験豊富な方はきっと食の話題にも関心が高く、嗜好性診断という新しいサービスもさっそく試してくれたのでしょう。

ちなみに、さらに細かい22のタイプ分類では、おやじ舌の「昭和のおやじたぬき」とバランス舌の「お母ちゃん犬」タイプが同率となりました!味タイプマップで見るとおやじ舌とバランス舌は隣なので、全体的に苦味寄りの嗜好の方が多かったという結果でしょうか。

コレスキ舌タイプマップ(キャラクター)

あなたのタイプは多数派でしたか?それとも少数派?

属性による舌タイプ傾向は?

回答の多かった社会人と、学生のデータを比較してみました。年代は同じ20代のセグメントです。

推定学生の舌タイプ割合
推定社会人の舌タイプ割合

割合がまったく違いますね!学生は甘舌やうま舌が多く、本能的に好まれるとされる味に偏っているようです。社会人の結果ではバランス舌やおやじ舌がぐっと増え、苦味への許容が高まっていることがわかります。

苦味は人間が本能的に嫌う味のため、食べた経験を通して好きになっていくと言われます。苦手な味でも、おいしそうに食べる人を見たら、おいしいのかも?と思えますよね。社会人になると、苦味を楽しめる食経験豊富な人…まさにおやじ舌タイプな人と一緒に食事を囲む機会が増えるのではないでしょうか。

大学など学生が多いエリアの店舗と社会人が中心になるオフィスビル内の店舗では、お客さんの年代・性別が同じであっても嗜好タイプは異なり、好まれる味が違うために商品の売れ方も同じにならないと予想できます。

1万件の嗜好性データ

改めて、嗜好性診断「コレスキ」にたくさんの回答をいただきありがとうございます。1万件の嗜好性データを読み解いてみて、予想外の偏りやセグメントによる変化など、興味深い結果となりました。コレスキで診断をしたことがある方は、ぜひ自分の結果と照らし合わせてレポートを読んでみてくださいね。

というわけで…

嗜好性診断やってみよう!

やったことあるよ!という方も、嗜好は変化しますので、また診断してみてください。

嗜好性診断「コレスキ」今すぐ診断する
嗜好性診断「コレスキ」今すぐ診断する

食においてもニーズが多様化し、パーソナライズ(個別化)サービスも展開されるようになってきました。味香り戦略研究所では、嗜好性データは食品の開発や販売戦略、マーケティングなど幅広い領域で活用ができる、なくてはならないデータと考えています。活用を検討したいといったご相談もお気軽にお問い合わせください。

嗜好性診断「コレスキ」 https://coresuki.tech/
お問い合わせは味香り戦略研究所 sales@mikaku.jp(早坂、峰吉)

【味香り戦略研究所について】
「食」を科学する株式会社味香り戦略研究所では、味・香り・食感等の「おいしさ」の可視化技術を活用し、相対評価で捉えられていた感性数値を客観化して、評価基準、尺度としての活用を可能にしました。設立以来、食品のデータ化を続け、現在では12万件を超える食品の味覚データベースを構築しています。これを基に、食品の開発や品質管理、市場調査、海外マーケットに向けた味のカスタマイズ等、食にまつわるさまざまな課題にデータを活用するフードデジタルソリューションサービスを提供しています。

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