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伊藤忠商事と提携し『食のパーソナライズド・レコメンデーション機能』の提供を開始

嗜好性データから味の好みに合う食品をマッチング提案

「食」を科学する株式会社味香り戦略研究所(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小柳道啓、以下「味香り戦略研究所」)は、伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井敬太、以下「伊藤忠商事」)と提携し、味香り戦略研究所が開発した味覚の嗜好性診断を活用した「食のパーソナライズド・レコメンデーション(個人に最適化した食品のマッチング)機能」の提供を開始します。

スマートフォン経由の検索やSNSに加え、最近では、生成AIを介して複数のデータが統合された情報を取得する習慣が定着しつつある中、消費者の食嗜好の多様化が更に加速し、食のパーソナライズ化(個人最適化)も進んでいます。食嗜好の多様化に応じて、食品メーカーやプライベートブランド(PB)商品を取扱う小売企業は、商品群をより細分化しており、消費者は自分の嗜好に合う商品と出会うことが困難な状況になりつつあります。こうした状況下で、消費者の行動や嗜好を分析・解析し、消費者個々人の嗜好に合った商品をマッチングする、パーソナライズド・レコメンデーションの領域が市場の注目を集めています。

味香り戦略研究所は、12万件超の味覚データベースから独自に嗜好性診断システムを開発し、さらに手軽にデータが収集できる診断サービス「コレスキ」の提供を開始(※1)し、「嗜好性データ」という消費者理解の新たな指標を提供しています。

このたび、味香り戦略研究所と伊藤忠商事は、この嗜好性データを活用し、消費者の嗜好性(味の好み)に基づいた商品との出会いを創出する「食のパーソナライズド・レコメンデーション機能」の提供を開始します。多様な商品群と消費者接点を持つ小売企業や食品メーカーは、当機能を自社ECサイトやアプリに導入することで、嗜好性データに基づいて、消費者個人に最適な商品を提案することが可能です。

本取組では、ビッグデータ解析やAIに強みを持つ「Google Cloud」に特化したエンジニア集団であるジーアイクラウド社、UI(ユーザーインターフェース)設計やクリエイティブ制作等のデジタルマーケティングを手掛ける伊藤忠インタラクティブ社など、DX関連の幅広い機能を持つ複数の企業が連携し、当機能の提供のみならず、顧客の潜在的なニーズを掘り起こし、高付加価値の商品やサービスを提供していきます。

味香り戦略研究所は、2021年7月に伊藤忠商事と提携し、食の商品企画・開発領域におけるデータサービス「FOODATA(フーデータ)」の提供を開始(※2)しました。また、2023年7月に嗜好性診断サービス「コレスキ」の提供を開始(※1)し、データの活用を促進しています。今後も、科学的な視点によって食を見える化するフードテックシンクタンク企業として、食産業のさまざまな挑戦を支援してまいります。

※1…2023年7月13日(木)
味の好みが手軽にわかる診断サービス「コレスキ」を提供開始 企業のマーケティング・商品開発での嗜好性データ活用を支援
https://mikaku.jp/news/2023/8453/
※2…2021年7月9日(金)
食の商品企画・開発領域のDX支援サービス「FOODATA」を提供開始
https://mikaku.jp/news/2021/2279/

味香り戦略研究所について

「食」を科学する株式会社味香り戦略研究所では、味・香り・食感等の「おいしさ」の可視化技術を活用し、相対評価で捉えられていた感性数値を客観化して、評価基準、尺度としての活用を可能にしました。設立以来、食品のデータ化を続け、現在では12万件を超える食品の味覚データベースを構築しています。これを基に、食品の開発や品質管理、市場調査、海外マーケットに向けた味のカスタマイズ等、食にまつわるさまざまな課題にデータを活用するフードデジタルソリューションサービスを提供しています。

会社概要

株式会社 味香り戦略研究所【https://mikaku.jp/
本社所在地:東京都中央区新川1-17-24 NMF茅場町ビル8F
代表取締役社長:小柳 道啓
設立年:2004年9月
事業内容:フードデジタルソリューション事業

本件に関するお問い合わせ先

株式会社味香り戦略研究所(広報)
TEL 03-5542-3850 / お問い合わせフォーム