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[イベントレポート]味覚データ活用事業成果発表を開催しました

弊社初となる事業成果発表を2024年11月22日(金)東京日本橋にて開催しました。

左から 主席研究員 髙橋、CCO副社長 早坂、CEO代表取締役社長 小柳

当日は30名超にお越しいただき、みなさま大変熱心に発表を聞いてくださいました。質疑応答の時間では複数の方が挙手され、回答を待っていただく場面もありましたが、さらにその後の交流タイムで直接質問をされる方もいらっしゃるなど、おかげさまで非常に熱量の高い時間となりました。

発表では、当時は公開前であったプレスリリース「味・香りデータから海外嗜好性を調査 各国料理から見る国ごとの味 感性データから市場の味の好みを知る」を解説しました。

発表はCOO副社長 早坂が担当

当日初めての公開となる海外嗜好性調査結果について、まずはじっくりと解説。日常食(スープ)の分析から嗜好性を推察し、市販の加工品を分析し推察内容を確認するという二段階の調査を順を追って説明しました。

さらに、データ解説のみに留まらず、なぜこの調査が実現できたのか、今年発表した「新開発の連食性評価の手法」「調理感という曖昧な感覚の分析・検証」という2つの研究成果リリースも含め、味香り戦略研究所が取り組んできた、データ活用のモノ(食品)からヒト(感性)への変遷、そして製品から市場への変化も紹介し、食品の研究開発や改良を効率化できるだけでなく、海外輸出のための市場分析や消費者コミュニケーションなどのマーケティング領域への活用の提案など、いま味覚データに求められている役割や可能性をお伝えしました。

当日解説したプレスリリースはこちら!

さらに、プログラムには体験セッションを盛り込みました!

発表にも登場した「連食性評価」を、手法を開発した主席研究員 髙橋の解説を聞きながらの体験セッションとしました。ポテトチップスを次々と食べていき、「おいしさ(快・心地よさ)」の変化を測るという評価で、参加者の方にはポテトチップスとお水を提供しました。会場では数値化まではできませんでしたが、実験結果のグラフを見ながらの体験に多くの方が強い関心を持っていただいたようで、連食性評価に関するご質問・ご相談もたくさんいただきました。

体験セッションでは主席研究員 髙橋が連食性評価を解説

このようなイベントを開催するのは初めてのことでしたが、会場はほぼ満席となり、さらに多くの方からご質問をいただいたり意見交換をさせていただいたりと、大変貴重な時間となりました。当日ご参加いただいたみなさまにお礼を申し上げます。

本イベントにて発表した海外嗜好性調査結果について、改めてオンラインセミナーを開催します。オンライン開催のため体験セッションはなく、分析に関する解説を聞いていただく場となりますが、味覚データの展望についてもお伝えする予定です。ご都合の合う方はぜひ!ご参加ください。

また、ぜひプレスリリースもご覧ください。味覚データの活用についても多彩な可能性を提案しています。

海外嗜好性の調査や味覚データの活用、感性分析に関するご相談などはいつでも承っております。お気軽にお問い合わせください。

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